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梅雨が明けてたのか明けてないのかわからないけど、

 

歩いて20分くらいの近所だしってなめて歩いて向かったら、

目黒区の大きな坂と33℃の気温と反射板みたいな太陽の光にすっかりやられて

部屋に着く頃には、すでに多分半分くらい溶けてた。

 

美味しいご飯と美味しいお酒を大きな笑顔で味わったら

すっかり白昼夢みたいな時間の出来上がりだ。

 

モンジュースで割ったビールはいくらでも飲めるね

それと、ガパオの組み合わせも最高だね

 

なんて話してたら気付ばあっという間に夕暮れさ

 

窓の外は紫とオレンジが混ざって溶け出してる

開けた窓の外からは、生ぬるい夏の匂いが色々な記憶を思い出させる

そして今この瞬間もその思い出に加わってく

 

その気持ち良さで、かろうじて残っていた半分が完全に溶けた

 

帰り道、

そう。帰り道ってなんてあんなに切ないんだろう?

 

君が途中まで送ってくれて、

やっぱり外は大げさなほどに紫とオレンジに染められてて、

今日はありがとう、バイバイってハグして離れたあと、

も一度君からハグしてきた

なんで胸の奥がかすかに痛むのかわからないけど